「好きなことで生きていきたいけれど、できるか不安」と感じたときに考えたい3つのこと

株式会社BOXの代表である長山広大が、パーソナリティとしてゲストのキャリアの悩みに耳を傾けるポッドキャスト『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』。本記事では、番組内で行われたキャリア相談の様子をダイジェストでお届けします。

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株式会社BOX 代表 長山広大

今回のゲストは、アパレル販売員からキャリアをスタートさせ、マーケティング、Web制作、システム開発まで、さまざまな経験を積んできたエリーさん。これからも、好きなことを軸にキャリアを築きたいと考えているエリーさんが抱えるモヤモヤとは?

対話を通して、漠然とした不安を次の一歩に変えていくプロセスをお届けいたします。

このnoteはこんな人におすすめ

  • いろいろな職種で経験を積んできたけれど、キャリアの軸が定まらないと感じる方
  • 今の仕事にやりがいはあるものの、将来の方向性に迷っている方
  • 転職を考え始めたが、何から手をつければいいか分からない方

このnoteのサマリ

  • 多様な経験のなかから、自分のやりがいの源泉を深掘りする
  • キャリアの解像度を上げるためのステップ
  • 求人票の裏側にある「リアル」と、企業の価値観を見抜くためのヒント

「いろいろやりすぎて、進むべき道がわからない」

長山: 今日はゲストにエリーさんをお迎えしました。よろしくお願いします。さっそくですが、今日はどのようなテーマでお話ししたいですか?

エリー: よろしくお願いします。副業もやっているのですが、本業でこれからどういうキャリアに進んでいったらいいのか、少し道に迷っていまして。

長山: 本業でのキャリアの方向性ですね。これまで、どのようなお仕事をされてきたんですか?

エリー: 最初はアパレルの販売員からスタートして、同じ業界でマーケティングや業務効率化、その後Web制作やシステム開発など、さまざまな業務を経験してきました。いろいろやりすぎてしまって、今の状況に悩んでいるんです。今は制作会社で、記事制作の編集やプロジェクトマネジメント(PM)を担当しています。

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長山: 多岐にわたるご経歴ですね。それらのキャリアチェンジは、ご自身で狙って進んできたのですか?

エリー: いえ、結構周囲から声をかけていただいて、という感じです。コロナ禍で店舗が閉鎖になったタイミングでWebメディアを立ち上げることになり、ライターを始めたり、そこで成果が出たらメルマガやLINEのマーケティングを任せてもらったり。自然な流れのなかでキャリアが形成されてきました。

やりがいの深堀り:「誰かが楽になる」業務効率化に喜びを感じる

長山: 順調なキャリアに見えますが、経験の幅が広いからこそ「この先どうするか」が見えづらくなっているのかもしれませんね。これまでのお仕事のなかで、「これこれ!これがしたかったんだよ」と感じる瞬間は、どんなときでしたか? 

エリー: 一番は、業務効率化の領域に携わっているときです。業務効率化に関心を持ったのは、本社の管理部門ではなく、アパレルの店舗スタッフ時代だったんです。当時からGAS(Google Apps Script)を使い、日々の業務を改善していました。 プログラミングで多くの人が楽になるのを見たり、残業が減ったりして喜んでもらえる姿を見るのが楽しかったですね。

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長山: 店舗スタッフ時代からですか。人が楽になったり、やりやすい環境を整えてあげて、その様子を見て嬉しいと感じるのですね。

エリー: はい、そうですね。合理的ではない仕組みを見つけて、それを形にして楽にする。その一連の流れが好きなんです。今の会社に転職したのも、「編集業務は属人化しやすいので、そこを整理してほしい」という、私の業務効率化のスキルを評価していただいたからでした。

長山: ご自身の「やりがい」の軸が明確で、それを評価されての転職だったのですね。それでも今、悩まれているのは何か理由があるのでしょうか。

エリー: 制作会社ならではというか、どうしても属人化を防ぐ動きが自分ではなかなかできなくて。効率化できる仕組みを作ったとしても、「自分のやり方でやりたいので」という方が多くいらっしゃいます。ヒアリングして実際に作っても、使われないことがたびたびありました。

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長山: 皆さん、職人ですもんね。こだわりがある。せっかく新しい仕組みを作ったのに「なんで使ってくれないんだろう」みたいなお気持ちになりますか?

エリー: うーん。使われないのは、たぶん良さを感じてもらえてないからだと思うんです。もっと使ってみたくなるような、楽になるんだろうなと明確に想像がつくものを作るべきだったな、というモヤモヤはありますね。

長山: ご自身の提供価値を高めようとする。他人のせいにせず、すごく自責で捉えられているのですね。 

「好きなことを仕事にするためには?」仕事の解像度を上げるための2ステップ

エリー: 仕事をしていて楽しいのは、制作業務よりも仕組みを考えたりすることなんです。なので、そちらに軸足を移そうかな、とも考えています。

長山: それを今の会社で実現するのは難しいですか?

エリー: そうですね。制作会社なので、仕組みづくりに特化するならエンジニアになる方向になってしまうと思います。なので、会社を離れるという選択肢も視野には入れているのですが。「業務効率化」と言っても、DXコンサルタント、ITコンサルタント、情報システム、プロダクトマネージャーなど、いろいろあると思うので、どれが自分に合っているのだろうかと悩んでいます。

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長山: やりたいことは明確になりつつあるものの、それを実現するための具体的な職種やキャリアパスが描ききれていないのですね。しかし、「業務効率化」という言葉の定義は、会社によって異なります。なので、まずは実際にその仕事をしている人から直接話を聞くことが一番の近道だと考えます。ご友人やお知り合いで、業務効率化の仕事をしている方は思い浮かびますか?

エリー: 何人もいますね。

長山: それなら第一歩はクリアですね。まず1つ目のステップとして、実際にその仕事をしている知人、友人に「業務効率化の領域にキャリアを寄せたいんだけど、解像度を上げたいから話を聞かせてくれませんか?」と、会いに行ってみてください。

エリー: なるほど、まずはカジュアルに話を聞きに行くのですね。

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長山: はい。そして2つ目のステップとして、話を聞く相手の会社の求人票を一緒に見ること。「この求人票に書かれていることと、実際にやっている仕事の違いはどこですか?」と一緒に確認するんです。そうすると、「いや、こんなに業務範囲は広くないよ」とか、「ここはチームで役割分担しているから」といった生の情報が手に入ります。求人票は採用側が理想を込めて書く傾向があるので、書かれている要件すべてが自分に当てはまらなくても、一次情報を知ることで、実際には応募可能なケースがあることに気づけるはずです。

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ミッション・ビジョン・バリューが浸透しているかを見極める方法

エリー: 企業選びの際、私はMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)など価値観の一致も重視しているのですが、実態を見極める方法はありますか?

長山: 面接などで毎回違う役職の方にお会いする際に、同じ問いをいくつか必ずするようにして、回答をメモして照らし合わせていくと良いですよ。例えば、「この事業でどんな課題を解決したいですか?」という問いに対して、代表、事業部長、現場メンバーの答えがどれだけ一貫しているか。その言葉の重なりから、会社の理念がどれだけ浸透しているかが見えてきます。

エリー: 立場の違う方に、あえて同じ質問をするのですね。

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長山: ええ。以前、スキマバイトアプリを展開する企業に「競合はどこですか?」と尋ねたことがありました。セールス担当の方にしたところ、一般的な同業他社を挙げました。

一方で代表は、同じ問いに対して「Netflixです」と答えたんです。一見、事業領域は全く異なりますが、真意は「ユーザーの可処分時間をどこに使ってもらうか」という時間の奪い合いにある、というものでした。

エリー: 同じ会社でも回答が違うことがあるんですね。

長山: もちろん、それぞれの視座が違うので言葉は変わってきます。でも、そのギャップが大きすぎると、少し不安になりますよね。役職間の回答のズレは、組織の現状を測る一つの指標になります。

ひとりで悩まず、話を聞いてもらう

長山: エリーさん、今日お話ししてみていかがでしたか?

エリー: モヤモヤが、少しクリアになった気がします。具体的にどうしていったらいいか、行動のイメージが持てたので、すぐにでもやってみようと思えました。一人で抱え込んでいましたが、少し視点を変えれば、周りにヒントをくれる方がいることに気づけました

長山: エリーさんがこれまで築いてきたご縁や人間関係を活かしていきましょう。これからも悩むときはあると思いますが、まずは身近な信頼できる人に「少し話を聞いてほしい」と声をかけることから始めてみてください。本日はありがとうございました。

株式会社BOXでは、キャリア相談を受け付けています。

キャリアの悩みは、一人で抱え込んでいると出口が見えなくなりがちです。しかし、視点を変えれば、あなたの周りには既にたくさんのヒントや支えがあるのかもしれません。

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『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』

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