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【30代女性の転職】「今の会社で育児と両立できるか不安」と悩んだら?ライフステージの変化に備えるキャリア戦略【今日キャリ】

人材紹介事業を展開する株式会社BOXの代表 長山広大が、パーソナリティとしてゲストのキャリアの悩みに耳を傾けるポッドキャスト『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』。いい人生は、納得できた一日一日の積み重ね。ゲストやリスナーの方が、夜眠る前に少しでも「良い1日だった」と納得して、一日を終えられるようサポートをしたいという想いで配信しています。

本記事では、番組内で行われたキャリア相談の様子をダイジェストでお届けします。

今回のゲストは、スタートアップ企業から大企業への転職を決めたばかりのメイさん。「結婚を機に、将来の育児と仕事の両立を考えると、このままでいいのか不安」という悩みを抱えていました。どのように自分のキャリアと向き合っていけばよいのか、対話を通して紐解きます。

この記事はこんな人におすすめ

・結婚や出産など、ライフステージの変化を前にキャリアに悩んでいる方
・今の会社で働き続けられるか不安を感じている方
・仕事と育児の両立について具体的なイメージが持てない方

この記事のサマリ

・理想の働き方を言語化する「自分の仕事をコントロールできる」状態
・未来の不確実性と向き合う鍵は「譲れないもの」と「許せるもの」の線引き
・最初から100点を目指さない。まず行動しギャップを見つけにいく。

ライフステージの変化とキャリアの悩み。育児との両立への不安

長山:今回は、メイさんにお越しいただきました。よろしくお願いします。どんなことでお悩みですか?

メイ:現在アラサーと言われる年齢で、結婚もしているのですが、「ライフステージとキャリア」というテーマでご相談させてください。

長山:ライフステージとキャリアですね。このお悩みを持ってる方は多そうな気がします。具体的にはどういうところで悩んでいらっしゃいますか?

メイ:今度、スタートアップから大企業に転職することが決まっているんです。私自身、スタートアップでバリバリ働いていくのは好きなのですが、「いざ育児をするとなると、今の環境では両立できないんじゃないか」という不安に向き合いながら、大企業への転職を決意しました。

長山:なるほど。

メイ:「仕事をしながら育児をする」という、ライフステージに合わせた働き方を学べるロールモデルが周りになかなか居なくて。結果的に「仕事を辞めない」という選択肢を取って大企業に移ることにしたのですが、決めた後になっても「他にも選択肢ってあったんじゃないかな」「そもそも、どういう軸で考えたらよかったんだっけ」というモヤモヤが残っているんです。

会社と対話した結果の「働くか、辞めるか」の二択

長山:ご結婚されて将来を考えた時に、今の過ごし方に悩みが出てきて、実際にもう転職活動という行動をされて、次の職場が決まっているということですよね。素晴らしい行動力ですよね。

メイ:ありがとうございます。

長山:モヤモヤした状態でなかなか行動ができない人は結構いると思うんですよね。それは今まで得てきた信頼とか、経験してきたことなど、「何かしらは失ってしまうかもしれない」という恐れが生まれるからだと思います。メイさんは、そこを理解しながらも自分の未来を信じて行動できる方なのだろうなという印象を持ちました。

メイ:ありがとうございます。もちろん、スタートアップでは、バリバリと働かせていただいていたので、積み上げてきたものがゼロスタートになる怖さはすごくありました。しかしそれ以上に、未来のことを考えたときに、「仕事を辞めなければいけないのではないか」という恐怖が私の中には強くて。

長山:「今までのように続けられない」、つまり「続けられないんだったら辞めるしかない」という考え方になったわけですね。これは、実際に経営陣や上長、人事の方からそう言われたのですか?

メイ:直接言われたわけではないですが、そういう立場の方々が働きづらそうにしていたり、同じ理由で辞めていった先輩方を見ていて感じました。ビジネスのスピードが早い環境だと、どうしてもみんな「仕事を120%頑張っている」状態になります。ここに育児が入る余白が果たしてあるんだろうか、というのは疑問に思うようになりました。

長山:なるほど。会社はバリバリと働いて貢献してくれるメイさんにきっと感謝していたでしょうし、「できるならもっと一緒にやりたい」という想いがあったのではと思いました。メイさん自身が「将来を考えた時にこういうことが不安です」とか、「こういう環境があったらより安心して働けるんですが」と相談する場はありましたか?

メイ:ありました。経営層の方とも相談はさせていただいてたんですが、「気持ちは分かるけど、状況的に厳しい」と言われ、「じゃあ自分はどこかに移るしかないんだな」と。その結論に至るまでは早かったです。

長山:将来を見越して、会社とちゃんと対話を重ねてこられたのは、やっぱり素晴らしいなと思います。中には「対話しても無理なんじゃないか」「周りもそうだから自分もそうなのではないか」と自己完結して次に行ってしまう人もいると思うので。そこをしっかり行動されたのが素敵です。

ライフステージが変わる前に意思決定をする難しさ

メイ:ただ、「大企業で制度面が整っているところがいいのか」、それとも「IT企業でフレックスやリモートなど柔軟に働けるところがいいのか」、どういう選択が最適解だったのかは自分の中で答えが出ていません。自分のライフステージが変わる前にその意思決定をしなければいけない難しさと、すぐには答え合わせができないもどかしさに直面しています。

長山:確かに、分からないですよね。結婚すると人生の時間軸の捉え方が長くなるので、「今の条件はこうだけど、5年後も同じように働けるの?」という疑いを必ず持ってしまいます。 難しい意思決定ですよね。

メイ:若手の時は成果主義がすごくありがたかったんです。でも、ライフステージが変わった時に、「もっとできるはずなのに、時間的・環境的にできない」という不甲斐なさを感じてしまいそうで、今回は大企業を選びました。でも、この先の選択肢ってどういうものがあるんだろうな、とすごく考えてしまいます。

理想の働き方を言語化してみる

長山:これからのライフイベントを想像した時に、「こういう働き方ができていたらいいな」という具体的なイメージはありますか? 私が想像する限りだと、例えば「自分でスケジュールが決められる」とか、お子さんが熱を出したときに「パッと仕事を抜けて対応できる」とか。

メイ:おっしゃっていただいたことが近いです。「1時間抜けます」みたいな臨機応変な対応ができたり、スケジュールをある程度自分で組めたりすることですね。あとは、期待されるミッションが「短期的な結果」だとスケジュールのやりくりが難しいと思うので、長期的なミッションの方が柔軟に働けそうだなと思っています。

長山:いいですね。「自分の仕事を自分でコントロールできる」という表現が良いでしょうか。自分でスケジュールの調整が行えて、業務の納期や量も融通が利く。

メイ:「自分の仕事を自分でコントロールする」というのは、私にとってすごく大事なキーワードなのかなって思いました。

長山:いいですね。そうしたら、3年後、5年後に、その状態が実現できていたらいいですよね。では「今、その自分の理想とはどのぐらい離れていますか?」 と現在地を認識していくのがファーストステップなのかなと思います。

メイ:まず、理想の定義が難しいと感じています。働いてる女性は何をどう考えて行動したんだろう、と気になっていますね。

長山:そうですよね、ご自身ではまだ経験したことのない未来の話ですから。少し話の角度が変わりますが、例えばどこかの会社に所属せずに、フリーランスのように自分で仕事を取ることができたら、「自分の仕事を全てコントロールできる」可能性が高くなりますよね。そこに対しての自信はありますか?

メイ:自信はありませんが、ちょうど始めてみようかなと思ってました。

長山:そうであれば、一旦それを理想だと仮置きしてみて、「自分は何でお金をもらえるんだっけ」という考え方をしていくのがいいのかなって思います。

メイ:そうですね。ただ、働けなくなったときの怖さがあります。独身の時だったらリスクに感じなかったと思うんですが、守るものができた瞬間にリスクに感じてしまいそうだなと感じました。怖がっているだけなのか、難しいですね。

長山:そうですよね。ただ私は、「怖さ」を知るというのは人生にとってはすごく素敵なことだと思っているんです。リスクだと感じなかったことが、リスクと捉えるようになった。それ自体は人間的で、良い変化だと思うので、ネガティブに捉えなくてもいいのではと思います。

譲れないものと妥協できるものを考えてみる

長山:あとは、理想の条件が100%叶わなかった時、「自分は何を妥協できて、何は絶対に許せないのか」を明らかにしておきたいですね。そのうえで、「妥協したくないから、今のうちから自分の努力でどうにかなりそうなことはやっておこう」と順番をつけていくのが良いと思います。

メイ:確かに。

長山:その中で、メイさんが「自分で仕事を取って生活ができたらいいなと思ったから、始めてみようと思った」という、努力でできそうなことをやろうとしている姿勢が、すごく素敵だなと思いました。

メイ:まずはちょっと受託でも何でもやってみて、続けられそうなのか、続けられなさそうなのか、自分で判断できたらなって思ってます。

長山:もし続けられそうだったら、独立して食べていける可能性があるということです。そこは諦めずに頑張ってほしいですし、もし続かなければ、会社に守ってもらいながら人生を進めていく前提で物事を考えてみる。その場合は何かしらは妥協しなきゃいけないかもな、という思考を進める。そういうステップをこれから辿る気がします。ちなみに現時点で「何は許せて、何は絶対許せないのか」はどうですか。

メイ:そうですね。「フルタイムで働きたい」は譲れないですね。
長山:いいですね。じゃあ「フルタイムで働く」という軸の中で、家族を大事にできる環境を一旦探してみる。そこで100%合致するものがなかったら、今度は妥協できることを考えるんです。

最初から100点を求めない。まずは行動して、ギャップを埋めていく

メイ:最初から100点を求めず、一旦やってみる。そこで80点だったらラッキーだし、60点だったとしても、じゃあ80点や100点にするためにはどうしたらいいかを考えて、自分の次の行動に預ければいいんですね。

長山:素晴らしいですね。今、自己解決しましたね。

メイ:はい。私、最初から100点の正解を求めに行っていたから悩んでたんだろうなと気づきました。100点の条件すら分かっていないのに。

長山:そうなんですよね。まだ見ぬ未来の輪郭がわからないのに、完璧な理想形を考えることは難しいです。でもメイさんは行動できる方なので、環境に足りないものを見つけたら、そこを埋める努力ができるはずです。自分で自分の人生の豊かさを追及できる方だと思いますので、どんどんチャレンジしていってほしいです。

メイ:ありがとうございます。いい人生にしていこうと思います。

長山:今日お話ししてみて、いかがでしたか?

メイ:悩むべき部分と悩まなくていい部分があって、そのフォーカスポイントが違ったかも、と思えました。「まずは行動してみればなんとかなる」という気持ちになれたので、今日はお話しできて本当に良かったです。

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『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』

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