2026.08.21
「社内にロールモデルがいない」どう見つける?【17年目のミドルキャリア】

転職支援事業を展開する株式会社BOX。そんなBOXの代表である長山広大が、パーソナリティとしてゲストのキャリアの悩みに耳を傾けるポッドキャストがあります。
『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』は、ゲストが抱える「仕事」や「キャリア」の悩みに耳を傾け、対話を通して、ゲストが明日からほんの少し自分に優しくなれたり、納得して眠りにつけたり、そんなきっかけをお届けするラジオです。
本記事では、番組内で行われたキャリア相談の様子をダイジェストでお届けします。
今回のゲストは、新卒から17年間勤め、人事としてのキャリアを11年築いてきたシタクヤさんです。
今の環境に手応えを感じ、さらに上のポジションを目指す一方で、「社内に自分の目指す姿と重なるロールモデルがいない」という悩みを抱えていました。どのようにロールモデルを見つけていけばよいのか、対話を通して紐解きます。
このnoteはこんな人におすすめ
- 社内に目標となる人がいないと感じている方
- 会社の中で役職アップを狙っている方
このnoteのサマリ
- 1社17年目の人事パーソンが抱えるロールモデル不在の悩み
- 目指す役職の人はいるが、タイプが違うため目標にしづらい
- 「ロールモデルは1人じゃなくていい」という新しい視点
- 目指す姿を分解し、要素ごとにお手本を見つける考え方
新卒入社から17年、人事歴は11年。ロールモデルがいない。
長山:今日はよろしくお願いします。どんなテーマでお話を持ってきていただきましたか?
シタクヤ: 自分のロールモデルになるような人を、会社の中で見つけられないという悩みです。キャリアで迷ったときに壁打ちをしたり、フィードバックをもらえたりする人を見つけるにはどうすればいいんだろう、と。
長山: ロールモデルの話ですね。ちなみにシタクヤさんは、どのような役割でお仕事をされているんですか?
シタクヤ: 新卒で入社して、もう17年目になります。最初は1年間研修、その後法人営業を4年経験して、その後から人事の仕事を11年ほど続けています。ポジションとしては、人事部署の次席。領域としては、労務や人事制度周りを担当してきました。
長山: 17年同じ会社で頑張っていらっしゃること、尊敬します。これまでのキャリアのなかで、ロールモデルになる方はいらっしゃったんですか?
シタクヤ: 振り返ってみると、ロールモデルと呼べる人はいなかったです。
なぜ今、ロールモデルが必要なのか?
長山: これまでロールモデルがいないなかで歩んでこられたのに、なぜ今、探し始めたのでしょう?
シタクヤ: 2年前までは、人事のキャリアを深めるか、経営企画などにキャリアチェンジするか、あるいは転職するかをすごく悩んでいたんです。でも結果的に、今の仕事環境が自分の能力ややりたいことと一致していると気づいて。それなら、この会社の人事でトップを目指そうと思ったんです。
長山: なるほど。
シタクヤ: 今のポジションから、人事部長、そして人事本部長である担当役員と、短いスパンで目指していきたいと思っています。でも、そうしたキャリアを歩んだロールモデルが社内にはいない。頑張る過程で悩んだとき、師となるような人からフィードバックを受けられたらいいのにな、と思うのです。
長山: 今いらっしゃる人事部長や担当役員の方が、そのままロールモデルにはならないのでしょうか?
シタクヤ: そうですね。例えば、今の上司(人事部長)は営業キャリアが長く、人事の専門分野では私の方が詳しい部分もあります。なので、ロールモデルというイメージはあまり持てなくて。
長山: 担当役員の方はいかがですか?
シタクヤ: 担当役員は、私とは性格のタイプが違うんです。さまざまな仮説を立てて思考を深める参謀タイプ。もちろん、人事知見の広さや構造的に物事を捉える力など、学ぶべきところはたくさんあります。 ただ、私が目指したいのは、自ら意思決定をしていくタイプのリーダーなんです。「役員に決めてほしい」という場面で物事が進まないことにもどかしさを感じることもあり、目指す姿とは少し違うのかなと思っています。
ロールモデルは一人ではないのかもしれない
長山: お話を聞いていて、私の中で仮説がひとつ浮かびました。もしかしたら、ロールモデルって1人じゃないんじゃないでしょうか。
シタクヤ: 1人じゃない、ですか。
長山: はい。シタクヤさんが目指す理想像は、いくつかの要素に分解できるのかもしれません。例えば、「人事領域のプロフェッショナルとしてはこの人」「意思決定者としてはこの人」「役員というレイヤーでの振る舞いとしてはこの人」というように、それぞれ別の人を参考にする。 理想のすべてを満たす1人の人間でなく、実は合わせ技なのではないかなと思いました。
シタクヤ:なるほど。確かにそうかもしれません。思考の癖として、なにかを1つに絞りがちなのかもしれない、と思いました。
長山:そうですね。 私自身も経営者として仕事をする中で、メンターは1人ではありません。「人事の相談はこの人」「経営者としての相談はこの人」というように、テーマごとに相談相手を分けてお時間をいただいていますよ。
シタクヤ: ロールモデルという言葉そのものが、自分の中でぼんやりしすぎていました。具体的にどういうことを目指したいのかを分解して、それぞれについて「この人がいいよね」と考えていけば、目標とのギャップも明確になるんですね。
社外に相談できる人を見つけておく
長山: シタクヤさんは、人との対話を通じて、ご自身の考えの解像度を上げていくのが合っている方なのかもしれませんね。
シタクヤ: そうかもしれません。内省があまり得意なタイプではないので、会話をしながら具体化していくプロセスが必要なんだと、今回の相談でよく分かりました。
長山: 役割や立場が上がっていくと、相談できる相手が限られてきて、徐々に孤独になっていきがちです。だからこそ、今のうちから社外に話ができる人、安心感を持って相談できる人を見つけておくと、きっとこの先のキャリアが豊かになりますよ。
シタクヤ: 本当にそうですね。最近、社外にもそういう仲間が増えてきたので、そのご縁を大事にしていきたいと改めて思いました。一つの会社しか経験していないことに悩みも感じていましたが、外とのつながりを持つことでキャリアを形成していきたいです。
長山: どうですか、今日はお話いただいて、少しすっきり眠れそうですか?
シタクヤ: はい、本当にすっきりしました。ざっくりと捉えて悩んでいたところから抜け出さなきゃなと改めて思いました。いい時間でした。
長山: 良かったです。本日はありがとうございました。
株式会社BOXでは、キャリア相談を受け付けています。
今回の対話で見えてきたのは、「ロールモデルは1人である必要はない」という考え方でした。
もしあなたが「目標になる人がいない」と感じているなら、まずは自分のなりたい姿をいくつかの要素に分解してみることから始めてみませんか。そして、それぞれの要素で「この人のここがいいな」と思える部分を探してみる。そうすることで、漠然とした悩みが、具体的な目標へと変わっていくかもしれません。
株式会社BOXでは、キャリア相談を実施しています。お気軽にご相談ください。
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また、『今日キャリ』では、働く自分に少し納得するためのきっかけをお届けしています。こちらもぜひお聴きください。
『今日キャリ|働く自分に、少し納得したい夜』




